加子母には100年くらい前から味噌を作るための糀室の作業所があります。

以前はあちらこちらにあったけれど、今は中桑原区、万賀区、角領区にあるだけ。

それでもここの人々は昔からのやり方を今でも守っています。

 

 

 

ここは共同作業所なので、各家からここへ原料と手間賃が持ち込まれ、

室番が作業を請け負います。

 

 

まず大豆を炒って粉に挽き、大豆を一晩水に浸けます。

その後、大豆を茶篭で蒸し、糀菌をふった大麦粉を大豆にまぶしたら、

それをロジに盛り込み、

 

 

炭で暖めた糀室(写真)にロジ(四角いせいろ)を入れます。

 

冬に寒い雪の世界から糀室へ入って来ると

とても暖かくて気持ちが良いのだそう。

 

 

次の日は手入れを早朝と昼の2回行い、

そのまた次の日、1日寝かせて糀菌を繁殖させます。

 

 

そうすると6日目にはこの状態に。

室から出して豆糀をロジから外して、各家に渡して室番の仕事は終了です。 

 

 

 

 

この最後の過程、豆糀をロジから外す作業をやらせてもらいました。

 

 

これを持って帰って、水と塩を加えて一年面倒を見ます。

ようやく、次の冬に完成。

 

 

去年作ったメンバーは自分が育てたお味噌を持参で味を見てもらいました。

さとみさんのお味噌おいしかったですよ♪

 

わたしのも、今年おいしくできるといいなぁ。

それにしてもお味噌って手間がかかるんですね。

  

 

そしてこんな仕組みが村の中で100年間も毎年毎年継がれてきたことが

すごく素敵ですよね。

 

みんなの一年分のお味噌やたまりの出来がかかっているから

室番の責任は重大です。

それを信頼して、任せる村の人たち。

 

いろんな人の手で大事に育てられたお味噌はどんなにおいしいことでしょう。

こういう一つひとつの過程を噛みしめることができることが

現代にとっては何よりの贅沢なような気がします。

 

Date:2011.02.14 | 21:51